マイホームを中古住宅で選ぶときの注意4選

中古住宅を購入して、リノベーションやリフォームをしてよみがえらせ、自分好みのマイホームを安く手に入れたいという人が増えています。
中古住宅そのものは新築するよりもずっと安く購入することが可能ですが、一度は人が住んだ家。またその使用頻度やメンテナンスの具合によっては、購入後のリフォームが高くつく可能性もあります。
そこで、中古住宅をマイホームとして購入するときに注意したいポイントを紹介しましょう。

○価格と築年数を見る
一戸建て住宅は、集合住宅のマンションと違って管理規約などの制限がありません。増改築も修繕も、自由に行うことができます。これを踏まえて中古住宅の価格と築年数を見ましょう。
木造建ての一戸建てなら22年、鉄筋コンクリートの家なら47年が法律で定めている耐用年数(法定耐用年数)です。築年数がこれより長ければ、そもそも評価物としては価値が無いと言い換えることができます。そして木造住宅の場合、多くは築10年以上になると資産価値が大幅に下がります。
これを踏まえて、実物と価格を検討しましょう。

○候補の中古物件にシロアリはいないか?
木造住宅を購入するときには、必ずチェックしておきたいのが、シロアリの痕跡です。仮にシロアリが巣を作っていたとしても、駆除して補強を行えば問題はありません。
ただ、このシロアリの存在確認を確認してから売買契約を行うように注意しましょう。多くの場合、内覧確認をしながら了承すれば、現状渡しが基本です。もし、引渡し後にシロアリの巣を見つけたら、駆除と補修は買い手の負担になってしまいます。
購入前に見つけたら、駆除依頼後に引き渡すという契約も可能ですね。シロアリは築年数が経過した物件のほうが発見率・ダメージともに高いですが、築浅物件でもチェックは必ず行いましょう。

○天井に注目 雨漏りマイホームはNG
目星をつけた中古住宅に出向いたとき、水周りや床の具合、壁の汚れや外装などの確認はしやすいのですが、意外と見落としがちなのが天井です。
天井を見る理由…それはズバリ雨漏りをしていないかどうかを確認するためです。
天井の角や壁のヘリを特に注意して、雨シミがないかチェックしましょう。仮に雨シミが合った場合、屋根材や天井裏部分に腐食があり、そこから雨が入り込んで天井板にしみている可能性が高いです。

○中古住宅とセットの土地も注目
中古住宅の販売は、土地+建物の不動産セットがほとんどです。建物と土地の価値が価格に反映されます。後々価値ある資産となるのが土地ですが、境界が明確ではない物件はトラブルの元です。また地盤が緩い(弱い)土地に立っている建物は、ゆがみや沈みがおこっているかもしれません。窓や建具の開け閉めをして、開きにくくないかをチェックしましょう。


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