仕事と家の往復だけで、毎日の時間が終わってしまう。こんな生活を送っていると、ちょっとした日常の変化も新鮮に感じられるはず。
特に東京での生活は、刺激的な店や施設が多い反面、途中で立ち寄って余暇を過ごすという行動がしづらいと感じる人も多いようです。
それは、中央線を中心に移動を考えた住まいを決めることにも関係しています。
東京生活の基本は中央線。仕事や学校に通うにも、すべてが電車とバスでの移動になり、それが毎日続く行動となれば、なにより移動手段を中心に住まいを検討する傾向が強くなるからです。
〇リフレッシュポイントを中央線沿いで探してみる
朝、決まった時間に出社して、帰りは残業で何時になるかわからない…。少しでも早く、楽に家にたどり着きたいとサラリーマンやOLさんが考えるのも無理はありません。
かといって、職場に近いところで住まいを探すと、仕事とプライベートの切り替えがどうしてもうまくいきません。いつも仕事から離れられないような気がしつつ、残業に対しても気分が寛容になってしまいます。
それならば、職場と家以外に気軽によることができるスポットを探してリフレッシュしましょう。カフェやお気に入りのホビーショップもいいですが、強制的に通うことになる習い事を、中央線沿いで探してみてはいかがでしょうか。
〇移動が楽 駅近ヨガがおすすめ
駅の近くにある教室やスクールなら、下車して駅を出て、終わればすぐに乗車することができますし、ちょっとした移動時間も気分の切り替えにちょうどいいでしょう。
スクールの種類も、自己啓発やスキルアップ、ストレス解消など目的もいろいろですが、仕事後に体力と脳をフル稼働させる習い事は、よほどモチベーションが高くなければ続きません。
そこでおすすめなのがヨガスクールです。見た目と動きは地味ですが、大きな反動やアクションなしに、基礎体力や筋力を上げてくれますし、体幹と血流を正してくれるスポーツとして、最近では男性にも人気が高まっています。
〇ヨガスクールが中央線沿いに多いわけ
他の運動を目的とした施設をオープンするには、それ相当のスペースを確保しなければなりません。しかし、ヨガは動き自体が大きくないので、少人数クラスなら、ワンフロア以下の広さでも十分なのです。
これが、中央線駅周辺の雑居ビルや商業ビルの一室でオープンするヨガスタジオが多い理由。
そして、スポーツジムの中に併設されているヨガスタジオも多く、アクセスのよい駅前に多いというのがヨガ人気の特徴です。
仕事で頭を使うばかりで、なかなか運動する機会がないという人。人目が気になって、トライしてみたいヨガに通う勇気がない人は、小規模スクールが多いヨガがおすすめです。
【著 者 長 岡 利 和】