住宅ローンのボーナス割合は?返済金額はいくらにする?

住宅ローンの返済を毎月いくらにするか。頑張って早く返済をしたいという思いから、当初契約段階に無理なプランを立てると、のちに節約気分が追いつかず、生活が苦しくなることがあります。
とはいっても、余裕がある返済計画を立てれば、望み通りの住宅ローン借入額にならないかもしれません。
資金と本体価格の折り合いをみながら、月の返済額だけではうまく計画が立てられない場合、ボーナス返済を考えましょう。

〇月々返済とボーナス払い 住宅ローンの内訳は
住宅ローンの融資可能金額は、申し込みをした人の収入や年齢、職歴などによって決まります。限度額を引き出して上限を借り入れる必要はありませんが、のちに追加融資をお願いしなければならない様な、ぎりぎりの借入プランも考えものです。

●住宅ローン増額融資は再審査
マイホーム本体の価格に対して融資を受けたものの、後に外構工事などに必要な工事費用もローンで借入しようとした場合は注意が必要です。
一度仮審査で融資上限額を確認し、住宅本体価格分の融資本審査を申し込んだ場合、ローンの借入額を増やしたいときは改めて審査申し込みが必要です。
減額をする場合は、審査自体のやり直しをする事はなく、手続き上の時間が必要だといわれています。融資額と審査については、各ローン会社によって異なります。ローン借入額をあとで変更・増額する事が無いように、慎重に決めるべきですね。

●住宅ローンのボーナス払いはなるべく抑えたほうがいい
ボーナスの支給がある仕事に就く人と、ボーナス支給のない人がいますね。返済する事を考えると、ボーナス払いは併用しない方が吉です。
理由は二つです。ボーナス返済分と毎月返済分のローン計画は別管理され、それぞれの総額に対して利息計算します。
ボーナス払いは、半年サイクルで返済時期が訪れますが、その半年分利息は積み重なっていくことになるのです。また、シミュレーションした計画が、会社の事情でボーナスカットになったとたんに計画は狂います。
ボーナスありきの返済計画を立てずに、できれば月ごとの家計で住宅ローンの返済額管理ができるほどの額に抑えられるのがベストですね。
ボーナス支給が継続的に見込める仕事だと思っていても、体調不良やケガ、事故など、予期せぬ事態に陥って仕事を変わる可能性もあります。最長35年間のローン生活を通して、ムリなく早めに返済を終える事を考えながら資金計画を立てましょう。

【著 者   長 岡  利 和】


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