東京といえば、地方から上京した人にとっては「騒がしい」「雑多な」土地だと思われがちです。
もちろん、日本の経済や流行を一手に担い、発信するエリアであることは間違いありません。
しかし、東京のエリアすべてが騒がしいわけではありません。
都心部から住宅街へ向かう沿線の途中、電車の中から、心がホッと安らぐようなのどかな自然を感じることができる風景も望むこともできるのです。
〇東京の公園といえば 「井の頭」
東京にある公園といえば、住む人や働く人にとって一時でも自然に触れることができる、都会のオアシスのような場所。
高いビルや多くの人が集うショッピングエリアとは一線を画し、心も体も開放的な気分にさせてくれるという点では、公園はその大小に関わらず、ふとした時に訪れたくなるスポットではないでしょうか。
東京にある公園で、広く知られているのは「井の頭恩賜公園」でしょう。井の頭公園と、その付近にあるホットスポットを紹介します。
●井の頭線は人が集うスポットが多い！
京王井の頭線は、他の路線と比べると全長は短い沿線ですが、住まう人と生活するための沿線の距離感が近く、近隣住民にとっては欠かせない足かわりとなります。
特に明大前駅は、賑わいと人情を感じられる落ち着きある雰囲気、他の沿線へのアクセス（連絡・乗り換え）の良さ、大学の最寄り駅であることを理由に、とても人気のあるエリアです。
●街全体が公園みたい 自然豊かな井の頭生活エリア
井の頭線で、居住エリアとして人気があるのは、全国的にも認知度が高い「吉祥寺」。
井の頭恩賜公園と並んで、吉祥寺は沿線のなかでも「おしゃれ」「ナチュラルな生活エリア」として知名度があります。
吉祥寺駅前は、人が自然と集まってくる様な、ゆったりとした雰囲気と、その場に身を置いているだけで穏やかな気持ちにさせてくれるような空気感があります。
駅前の繁華街でありながら、わくわくするようなおしゃれ・おもしろスポットが多く、何度も訪れて探検したくなる気分にさせてくれる場所で、ここもまるで公園のような「訪れる楽しさ」があります。
●井の頭恩賜公園で一日楽しむ
公園＝安心して子供を遊ばせることができる場所。
東京は狭くて、十分に遊ばせる場所がないと思っている人もいるでしょうが、井の頭公園はその心配もありません。
井の頭駅を降りて、公園入り口を進めば、幼児が声を上げて喜びそうな、ブランコや滑り台に広々とした通路が広がります。
思わず大人も走り出したくなるような解放感を覚えるでしょう。
入り口付近、東口、ボート乗り場付近、西口と、いくつもに分かれて遊具がある小公園が点在しているので、どんどん進んで歩いてしまいます。
大人も十分に体を動かすことができる散歩コースです。
遊びだけではなく、ランチを食べることができる老舗カレー店もあり、休息と遊び、食欲をすべて満たすことができます。
一日ゆっくり過ごせば、大人も子供も十分楽しんでリフレッシュすることが出来るでしょう。
【著 者 長 岡 利 和】
