都会の雑踏を離れて、ひと時のんびりと過ごしたい時。また、家族や恋人とゆったりとした時間を楽しみたい時。刺激と流行からはなれて、自然のエネルギーを浴びに散歩へ出かけましょう。
普段は人混みに揉まれてせわしなく時間を過ごす人も、一日のほんの一時または、休日にまとめてリフレッシュする時間を取るだけで、体と心を休めることができるでしょう。
時間を気にせずにぶらりと散歩を楽しむのにおススメしたい、井の頭周辺の散歩コースを紹介します。
〇井の頭公園の散歩を線でたどる
「井の頭」沿線の名称由来として、全国的にも認知度が高い都会のオアシス、井の頭恩賜公園。ゆっくり時間をかければ、一日で回りきるのがもったいなく感じるほどに、自然を満喫することができるスポットです。
入り口から順を追って、散歩コースを線で結ぶように周遊してみましょう。これまでに訪れたことがある人も、見逃してしまったポイントがあるかもしれません。
〇井の頭公園のシンボルといえば
井の頭自然文化公園の代表格である井の頭池は、その景観と距離に、一周するだけでも満足度が高い散歩コースです。
水辺から公園を見渡すことができるボートは、小さい子どもがいるファミリー層や、恋人同士のデートにもぴったりです。池の周りをぐるっと線で囲むように散歩して、疲れたらボートにゆるりと身を任せる時間は、非日常の感覚を味あわせてくれます。
神田上水の源流である「お茶の水」や、池の両極を渡すように中心にかかった「七井橋」も、井の頭池を訪れたらおさえておきたいスポットです。
アートマーケットゾーンを目で楽しんで、鎌田公園で少し寄り道しても良いでしょう。
〇趣ある井の頭石碑をたのしむ
ゆっくりと散歩をしているからこそ、目に留まるものや景色もあります。井の頭池遺跡群の周りにある石碑を散歩しながらめぐってみましょう。
鮮やかな赤色をした「井の頭弁財天」の橋を渡り、目に入るのが宇賀神像。道線をたどるように歩けば、その先に「紫灯篭」が見えてきます。道なりに南下していくと、大きな鳥居「黒門」が見えてきますし、紫灯篭から分かれたもう一方の道を進めば、弁財天の守護「大盛寺」があります。
恩賜公園を目指して進むうちに見逃してしまいそうな、これらの歴史的建造物を見て回るのも、ぶらりと散歩を楽しむ目的になりますね。
〇井の頭西園までの散歩コース
大通りに沿って、西園にある運動スペースを目指すのも良いですが、御殿山の生い茂った林の中のウォーキングはまた格別です。
高い木々に覆われた道の合間から、太陽の光が差し込む空間は、新緑がまぶしい今がまさにおすすめの散歩コースです。
井の頭公園周辺は、普段なら足早に過ぎてしまうようなポイントを、じっくりと探ることができるスポットがたくさんあります。時間をかけて語らいながら、自然を楽しむにはうってつけの散歩コースです。