建築基準法(けんちくきじゅんほう、昭和25年5月24日法律第201号)は、国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めた、日本の法律である。引用:建築基準法(ウィキペディア)https://www.google.co.jp/search?q=%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%9F%BA%E6%BA%96%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox-b-ab&gfe_rd=cr&ei=PM-JV8K7C8PD8Aeml43gCw
戦後間もなくに施行された同法律は、ここ20年で繰り返されている大地震の影響もあり、適切な工法や基準を設けて数度の改正を行っています。最近のものでは平成26年に法改正がありました。
○住宅を建築するための法規
住宅建築は、建築基準法に則った建築・建設を基本とします。法令順守されたものでなければ、いくら広い土地があったとしても建築許可が下りません。
建築許可は、一般的な戸建の住宅ならば都道府県知事宛てに、マンションなどの大規模建築や、一部都道府県をまたがって建設する場合は国土交通大臣あてに許可申請を行います。
また、住宅地に一戸建てを新築する場合、その土地によってどんな種類や規模の建物を建てることができるかが、主に都市計画法の用途地域によって規制されています。
この用途地域の定めが、実質は建設予定の土地に建てることができる住宅の規模を規制し、防火対策や住環境を保つために必要な施設との併設を、どこまで認めるかという指標となります。
○一戸建て工法の代表例
一般的な住宅の工法としては、①木造軸組み工法と②ツーバイフォー工法、③鉄骨造、④プレハブ造が挙げられます。昔ながらの木造建築と言われるのは木造軸組み工法で、構造上の制約が少ないため、狭小地や変形敷地などにも柔軟に対応することができるのが特徴です。予算やこのみによって、いろいろな建材を選ぶことができるために自由度が高く、注文住宅などはこの工法を用います。構造材に防アリ・防腐処理をきちんと施しておくことが重要で、施工業者の技術の差がでやすい部分でもあります。信頼のおける施工業者を選ぶことが、家の将来に大きく関わるので、建築業者を選ぶ時は慎重に吟味するべきでしょう。
耐震性の高さや品質の安定が特徴のプレハブ工法は、近年最も多く扱われている住宅とも言われています。使用される建材は工場生産率が高いため、品質の安定が期待でき、工期も短くコストパフォーマンスに優れた商品がおおいです。実際にモデルハウスなどで仕上がりや仕様を確認することができる点も、建築予定者としては利点でしょう。
鉄骨造は、地震に備えて、主要構造部分に軽量鉄骨を使用した鉄骨軸組み工法や、重量鉄骨の柱と梁を接合したフレームを用いて強度を上げることができます。木造と違い、虫害や腐食の心配は少なくなりますが、参加しやすく熱に弱い性質があるので防さび処理や耐火皮膜を施す必要があります。梁や主要構造部分が強固なため、リフォーム施工に制約が多くなります。
土地の広さを元にできれば広く、建築基準を満たした満足のいく住宅を建てることが、施主にとって何よりの願いです。基礎工事から建材に至るまで、様々な仕様がありますが、注視すべき点は必ずチェックして、長く快適に住まう事が出来る住宅を実現しましょう。
【著者 長 岡 利 和】