マイホームの購入に必要な頭金はいくら?

マイホーム購入資金の頭金平均

憧れのマイホームを検討している場合、まず気になるのは住宅ローンを利用するにあたりどのくらいの頭金を準備すれば良いのかということでしょう。

新築のマイホームを購入する場合、地域や立地条件、広さや構造などによって違いはあるものの一般的には3,000万円、中古の場合は2,000万円前後が平均的な目安となります。頭金として準備する割合は、新築の場合が購入金額の約20%、中古の場合が約10%から15%を頭金として用意することが多いようです。

毎月の返済額をどう決定するか

マイホームを購入する際には月々いくらなら返済できるかも重要になります。この時基準となるのは、これまで住んでいた賃貸住宅の家賃でしょう。家賃として支払えていたのだから、それがそのまま返済になっても無理な負担は生じないと感がる人が多いようです。

頭金とは何か?

マイホームを購入する際に、事前に払う費用が頭金です。マイホームの購入を将来的に検討する場合には、事前にお金を貯めておく必要がありますが、頭金を準備する場合と準備しない場合では利用する住宅ローンの今後に大きく影響する場合もあります。

頭金を準備することで月々の返済額を抑えることができる

頭金を多く準備すれば、住宅ローンで借り入れする額も当然減ります。そのため毎月のローン返済額を抑えることができるでしょう。

住宅ローンの利息も抑えることができる

マイホームはとても大きな買い物です。住宅ローンを利用した場合、当然借り入れた金額に対して利息を支払う必要があります。そのため借入額が大きければ支払う利息も多くなります。

住宅ローンの返済期間を短縮できる

頭金を準備して住宅ローンを組んだ場合、借り入れた額を何年、何十年という長い年月をかけて返済していくことになります。頭金を入れない場合と比較する頭金によって借入額を減少させることができるため、返済期間もその分短縮することができます。

頭金0円の場合はどんなリスクがある?

マイホームを購入する際には絶対に頭金が必要というわけでもなく、頭金0円でも購入できます。ただし頭金を準備しないことで起きるリスクもあります。

まず、ローン総額が大きくなるため収入に見合う額ではない場合などローンの審査に通りにくい傾向があります。また、発生する手数料や保証料が高くなるといったことも。もし将来的に月々の返済に負担を感じて売却することになったとしても家は残らずローンだけが残るといった状況に陥る危険性もあります。

時には繰り上げ返済も検討して

ローンの元金部分を前倒しにして返済する方法が繰り上げ返済ですが、元金分が減ることで支払う利息も減少するというメリットがあります。収入などで繰り上げ返済できる余裕がある月に行っていければ、経済的に負担を感じることなく返済が終わっていくことに精神的な負担も軽減できます。ただし無理に早く終わらせようと返済をしてしまわないようにしましょう。家計の負担になれば意味がありません。

マイホームを購入するなら頭金の準備を

マイホームを将来的に手に入れようと考えている場合には頭金を準備しておくほうが望ましいでしょう。多額の頭金を用意することはなかなか楽ではありませんが、将来的に支払うお金が先になるか後になるかによって、月々の支払い額や期間に大きく影響します。頭金0円でも収入によっては負担を感じないという場合もあるでしょうが、どちらにせよ支払わなくてはいけないお金です。購入の際に頭金として利用するしないは別として、使えるお金を準備しておくと安心できます。

【著者 長岡 利和】


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