住宅ローンの金利タイプ選択が難しい!何を基準にローンを選ぶか?

住宅ローンなんて、何十年先までどのくらいの金利だとか、いったいどのくらいお得になるのかとか…難しいし決められない。考えてもよくわからない。


こんな風に思う人は以外に多く、銀行やモーゲージのおすすめプランをそのまま申し込んだという人も少なくないようです。
実際に、金融機関のひとから勧められたら「そうなのかなぁ」と思いますよね。説得力があるようにすら感じます。
しかし、将来をかけて支払っていくのは申し込み者であり、住宅購入者です。
自分が稼いだお金をやりくりして何十年も支払っていくのですから、少しも無駄にしたくありませんよね。
難しいと思うのは、いろんな情報があるせいかもしれません。
自分に必要な情報だけを精査して、その中で最適なものを探るという方向で住宅ローンを考えてみましょう。

〇年収と金利を照らし合わせれば住宅ローンは難しくない
変動や固定、スライド、保証料など、住宅ローンは複雑な事項や計算式を絡み合わせて月の返済額をはじき出します。
しかし、金融機関のプランや計算された提示額をそのまま自分に当てはめる必要はありません。
まず、収入と物件価格になぞらえて、どのくらいの年収負担率になるかを計算してみましょう。

●年収負担率を計算しよう
月の返済額を基にして、一年間通して支払うローンが年収のどのくらいの割合になるか、これが年収負担率です。
返済月額は、賃貸で生活していた時の家賃額でもいいですし、一部では100万円を返済する場合の月返済額(100万円×金利(%)×ローン年数)を借入総額から除する計算方法を紹介しているサイトなどもあります。
月返済額のめどを決めたら、12をかけて年間返済額を出し、修繕・固定資産税などの継続的費用を足します。合算した数字を年収で割り、100をかけると年収負担率が出ます。

〇難しい金利を選ぶときの目安
年収負担率を見てみましょう。年収負担率が低ければその分ローン返済の負担率が軽く、反対に高ければ返済による負担は大きくなります。
この数字が高い人は、将来の返済額に不安が少ない「固定金利」を選びましょう。

●25%に近い年収負担率のおすすめ住宅ローン
年収の4分の1が住宅ローンで消える計算になります。わずかな金利の上昇傾向で、返済額に変動があると家計を直撃しかねません。
そこで、完済まで返済額が変わらない安心を保証してくれる「全期間固定金利」がおすすめです。
ただし、返済開始時の金利を継続するので、今続いている超低金利の間に契約を成立させるのが理想的ですね。

●10%台の年収負担率なら
今の超低金利恩恵をしっかりと受けるためにも、変動金利住宅ローンに申し込んでもいいでしょう。半年ごとに金利の見直しがされますが、金利が上がれば総返済額があがりますし、変動がなければ最も安いローンプランです。
ただ、金利が上がったときに返済額中の利息割合が増えて元本が減りにくいという特徴がありますので、注意しておきましょう。

●子育て世代におすすめの住宅ローンは
変動の低い金利は魅力ですが、子育て中の世帯なら、一定期間は金利上昇のリスクを避けて堅実に返済ができる「固定金利期間変動型」がいいでしょう。
ある程度子供が育ちあがるタイミングで、金利プランの見直しができるようにしておくと、難しいことを考えずに生活設計ができます。


投稿日

カテゴリー:

最新記事一覧